2015年4月29日水曜日

4月、武尊山(前武尊)日帰り

2015年4月25日(土)

久しぶりの山行です。今回は高校時代の友人二人と一緒に上州武尊(ほたか)山に行きました。

武尊山の最高峰は沖武尊(2158m)ですが、今回は沖武尊までは行けず、前武尊(2039.7m)までのピストンとなりました。

川場野営場から天狗尾根を経由するルートで前武尊、家ノ串山、中ノ岳を経て沖武尊を目指す場合、山と高原の地図のコースタイムは5時間5分となっています。往復で8時間40分ですので、積雪があるこの時期に沖武尊までの日帰りピストンは無理があるということで、前武尊までにした、という経緯です。

友人の車で川場野営場駐車場を目指しましたが、旭小屋と川場野営場の中間地点から雪が多く残っており、ノーマルタイヤで抜けることができませんでした。そのため林道の空きスペースに車を停め、そこから歩き始めました。


ノーマルタイヤで越えられず断念。夕方にはだいぶ融けていました。

川場野営場駐車場付近はこんな感じ

川場野営場駐車場

川場野営場駐車場を過ぎたところでアイゼンをつけました。友人二人は、今回が初めてのアイゼンです。

私が先頭を歩いたのですが、最初から道を誤り、30分程時間をロスしてしまいました。

歩き始めのルートミスですが、地図では川場野営場から真っ直ぐ北上しているように見えるところを、沢筋を横切ったところで戻るように登山道が続いている箇所があるようです。夏だったらすぐにわかったと思いますが、ちょうどそのポイントで反対側に林業用の?リボンがついていたため気を取られて沢沿いに歩いてしまったことが原因でした。

その後、何とか登山道に合流して不動岳方面への分岐の標識までたどり着きましたが、今度は標識が指している方向へ進んだらルートを誤りました。

標識が指している方向が沢筋で道のように見えたためで、登山道を外れていることに気がつかず、かなり嫌な斜面をトラバースする場面がいくつかありました。

道を修正しながら再度登山道に合流し、天狗尾根まで出てからはちょっとだけ快適な尾根歩きがありました。

前武尊が近づくと登りがきつくなり、雪解けが進んでいる場所では足の付け根まで踏み抜くこともあり、歩きにくい箇所もありました。

スタートから4時間程かけて、前武尊を登頂しました。
風が少し強かったですが、天気は良く、赤城山、皇海山、日光白根、尾瀬、谷川岳方面などがよく見える気持ちの良い山頂でした。


川場野営場からアイゼンを装着

道を誤りながら、不動岳への分岐に到着

天狗尾根への合流地点

前武尊までもう少し

前武尊までの斜面はこんな感じ

日本武尊の像がある前武尊山頂に到着

三角点をゲット
山頂北側。左手前が川場剣ヶ峰、その奥が中ノ岳、家ノ串山

山頂南側。左が皇海山、右が赤城山


左の高い山が日光白根山、右が皇海山

日光白根山

尾瀬方面、左が至仏山、右が燧ケ岳

燧ケ岳

最初は沖武尊を目指していました。歩きながら、時間的、体力的に無理かなと思うようになりました。前武尊に着き、行く手を阻むように立ちはだかる川場剣ヶ峰を見たときに、すっきり諦める決心がつきました。

山頂では昼食をとったりして、1時間以上過ごしてから下山しました。

下りは、ルートミスのポイントを特定しながらほぼ登山道どおりに歩けたと思います。リボンなどの目印をあまり見かけませんでしたが、雪の下に埋もれているのかもしれません。


帰りは小住温泉というところに寄りました。


下山開始

天気が良くて気持ちが良かったです


帰りは小住温泉に寄りました

色々反省するところはありましたが、終わってみれば良い山行でした。沖武尊はいつかリベンジします。

最後に、通ったルートのメモと地図。
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2015年4月25日(土)

出発点(旭小屋と川場野営場の中間地点) 7:25
川場野営場駐車場 7:47
不動岳分岐 8:59
天狗尾根合流点 9:49
天狗尾根オグナほたかスキー場分岐 10:17
前武尊 11:24(1時間20分休憩)
天狗尾根オグナほたかスキー場分岐 13:22
天狗尾根合流点 13:48
不動岳分岐 14:26
川場野営場駐車場14:55
出発点(旭小屋と川場野営場の中間地点) 15:23

旭小屋と川場野営場の中間地点~前武尊
https://goo.gl/2UQ6PL


前武尊~旭小屋と川場野営場の中間地点
https://goo.gl/NVBWJG