2013年3月16日土曜日

3月、大山~ヤビツ峠~二ノ塔~三ノ塔(日帰り)

2013年3月10日(日)

今回は友人らと3人で出かけました。行き先は丹沢の表尾根。ヤビツ峠までバスで行き、二ノ搭~三ノ搭を経て搭ノ岳を目指す計画でしたが、向かう電車の中で、私が「大山も絡めないか?」と提案しました。(結果的にはこの案を受け入れてもらいました。)

大山は丹沢東端の独立峰です。大山ケーブルのバス停から山頂まで900m程登り、山頂から当初のスタート地点であるヤビツ峠までは500m弱下ることになるため、このルートの追加は表尾根の縦走とは連続性に乏しい感じがあります。コースタイムも4時間以上追加されるわけで、この提案で一転ハードな山行になってしまいました。



大山ケーブルのバス停を8時前に出発。
(ケーブルカーの始発は9時なので、徒歩です。)

階段が多いです。

阿夫利神社に到着。

この山は古くから信仰の対象だったようです。

最後にもうひとつ急な階段を登りました。

夫婦杉

天狗の鼻突き岩

十六丁目追分の碑

富士見台。富士山は見えず。
この日は強風と煙霧で展望が悪かったです。

もうすぐ大山山頂

手なずけられていそうな鹿。

大山山頂に到着。人が多く、展望も悪いため、
パノラマ写真は撮らず。

ヤビツ峠に下りてから、少し車道を歩きます。

いよいよ表尾根をのぼり始めます。

振り返るとさっき登った大山が雄大でした。

三ノ搭から搭ノ岳方面。

三ノ搭から下山することに。三ノ搭尾根を下り大倉に到着。

三ノ搭に到着したのは14時過ぎでした。強風だったことや搭ノ岳方面に雨雲があったことも判断材料にはなりましたが、なにしろここから搭ノ岳まで2時間半、さらに下山のために2時間強必要…という事を(普通に)考えれば、ここで下山するのがベストでしょう。ということで搭ノ岳行きを諦め、三ノ搭から下山しました。

今回は煙霧のせいで展望が悪く、足元の海すら見えなかったのが残念でしたが、その中でもはっきりと山容を見せてくれた唯一の山が大山でした。山を眺めながら「いつかあの山に登りたい」・・・と思うのも良いですが、「あの山から歩いて来たんだ」と思える方が楽しいですよね。

という事で今回大山に登れて満足でした。

(.....登り始める前、バス停かどこかにパタゴニアのフーディニフルジップを置き忘れてしまったようで、それだけが残念.....)


最後に、通ったルートのメモと地図。
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大山ケーブルバス停 8:00
大山寺 8:33
阿夫利神社 8:54
夫婦杉 9:16
天狗の鼻突き岩 9:34
十六丁目追分の碑 9:36
富士見台 9:53
大山山頂 10:17
ヤビツ峠 11:26
富士見山荘 12:01
二ノ搭 13:48
三ノ搭 14:10
大倉 17:00

大山ケーブル~大山~ヤビツ峠~二ノ搭~三ノ搭~大倉
https://goo.gl/9KTwy


2013年3月9日土曜日

KMLファイルの統合とGPSログの間引き

私はWalkmeterというiPhoneアプリで山行のログを記録しており、このブログでも毎回山行ログのURLを貼ってご紹介しているのですが、たまったログはKMLファイル形式でエクスポートして、PCでGoogle Earthに取り込んで眺めています。

Google Earthに取り込んだログですが、狭いエリアの複数のログを同時に表示しようとした場合、アプリ側で生成した、ルートのパス以外の情報(スタート/ゴール地点や、経過地点、ペースなど)が邪魔になり、肝心のルートが見えにくくなります。


こんな感じで、単独のログとしては見やすいです。
しかし複数のログを引き気味で見ようとすると、
情報が多すぎて見にくくなってしまいます。


PC版のGoogle Earthでは、不要な情報はチェックボックスを外すことで、非表示に出来ますが、iPhone版のGoogle Earthではそのような操作ができないため、あらかじめ不要なデータを省いたログを用意する必要があります。

今回やるKMLファイルの編集は以下の3つです。

1.パスだけのログを作る。
2.連続するルートの複数に分かれたログは統合する。
3.統合したログは、必要に応じてデータの間引きする。


順番にやってみます。

1.パスだけのログを作ります。

以下が、KMLファイルの必要最小限の情報だと思います。(パスのラインの色と太さだけ適当なものを入れてあります。)


--------------

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns="http://www.opengis.net/kml/2.2">
<Document>
<Placemark>
<Style>
<LineStyle>
<color>99ff0000</color>
<width>4</width>
</LineStyle>
</Style>
<LineString>
<coordinates>
※ここにGPSのログ(経度,緯度,高さ)が入ります。
</coordinates>
</LineString>
</Placemark>
</Document>
</kml>


--------------
Coordinatesタグのところに、GPSのログをずらりと並べれば完成です。


2.連続するルートの複数に分かれたログを統合します。


上記のCoordinatesタグのところに、複数のGPSログを続けて並べてしまえば完了です。


3.エクセルを使って統合したログの間引きを行います。

データ量が膨大になると、間引きが必要になります。間引きができるソフトもあるみたいですが、エクセルでも簡単にできます。


KMLファイルをワードパッド等で開き
<coordinates>にある、ログをコピーします。


エクセルのA列にログを貼り付け、B列に通し番号を振ります。
通し番号を ISEVEN を使って偶数と奇数に分けます。
TRUEが偶数、FALSEが奇数ですね。
C列を昇順か、降順に並べ替えます。

偶数か奇数のどちらでも良いので削除すればログは半分に。
これを繰り返せば1/4、1/8・・・と減らすことが出来ます。


Coordinatesに入るGPSのログは、(経度,緯度,高さ)の順でカンマ区切りとなっていますので、エクセルで標高のグラフを作ることもできるかと思います。


奥多摩周辺の過去ログのパスを一括表示してみました。

さいたま市から見える主要な山々
を直線で結んでみました。
そのまま飯能市の上空付近まで進んでみます。
薄い橙色が、過去に歩いたルートです。
中央やや左寄りの奥に北岳の足跡が見えます。

さらに上空から眺めると、右奥に白馬三山、左端に丹沢主脈が。

こんな感じで、冬の晴れた日は通勤電車から奥多摩の山々を眺めては、iPhoneでGoogle Earthを開き、山座同定をするのが楽しみだったりします。これからの季節は霞んで遠くの山が見えなくなるのでちょっと寂しいですね。