2012年8月30日木曜日

8月、瑞牆山(日帰り)


2012年8月25日(土)

今回はいつも一緒に出かけている友人Iに加えて、登山初挑戦の友人Aも参加です。

当初の予定は木曽駒ケ岳でした。駒ケ岳ロープウェイを使って千畳敷(標高2,640m)まで行き、そこから山頂まで往復する計画です。コースタイムは3時間40分と短いですが3,000m級の稜線を歩けることが魅力です。しかしムーンライト信州の指定券を取ることができなかったため、この計画をあきらめ、急きょ瑞牆(みずがき)山ピストンに変更したのでした。

瑞牆山と言えば百名山で、昨年のうちから瑞牆山を含む地図、「山と高原地図26 金峰山・甲武信」を買っており、これらの山々に行く計画は随分前から考えていました。

瑞牆山荘から奥多摩駅をつなぐ奥秩父主脈縦走路を何回かに分けて踏破したいのですが、私の場合、休みの関係で一泊二日しか出来ないこともあり、一部を除き、未達のままとなっています。

縦走の計画は、公共の交通期間を利用する場合、時間や登山口に限りがあるため、計画を立てるのが難しいです。中でも瑞牆山は山頂が縦走路から少し外れているので、縦走の計画とは別に日帰りピストンにした方が良いと結論しており、いつも2番手、3番手の計画になっていました。

そんな思惑もあり、今回瑞牆山のピストンを提案したのですが、すんなりと賛同を得ることができたので決定としました。瑞牆山荘~瑞牆山山頂、コースタイムは往復で5時間の日帰り山行です。


スタート地点の 瑞牆山荘。バスの到着は10時過ぎ。

登り始めの道標

富士見平で、金峰山方面、 瑞牆山方面に分かれます。

富士見平を越えた後、少し下ります。

下りきったところに天鳥川があります。

亀裂の入った大きな岩が現れました。

手をついてよじ登る箇所がいくつかあります。
ロープがかけてあるところもあります。

山頂に到着。かかった時間はちょうど2時間。
天気も良く、沢山の人がいました。

山頂から金峰山方面。


富士山も見えました。

山頂の標識

山頂で昼食をとり、1時間ちょっと滞在した後に下山しました。登りと同じ道を下りましたが、途中里宮神社に寄りました。下山後は瑞牆山荘のテラスで乾杯。(私は禁酒が3ヶ月続いておりノンアルコールビールです。)最終のバスまで十分時間があったので、のんびりできました。







登山初挑戦の仲間を迎え入れるのは、楽しみ半分、不安半分ですが、初めは装備への投資も大変ですし、体力面の不安もあることから、日帰りが良いと考えていました。きつかったら戻る…という点ではピストンの方が気が楽だとも思います。瑞牆山は岩場では手をついて登ったり、ロープが掛けてあるところもあるので初心者に向いているかどうかはわかりませんが、結果を見れば体力的にも問題無かったようで、無事で楽しい山行になりました。登りに2時間、下りに1時間40分の合計3時間40分で歩きましたが、コースタイムは5時間ですので、初挑戦の友人Aは大健闘したのではないでしょうか。


最後に、通ったルートのメモと地図。
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瑞牆山山荘 10:23
富士見平 10:55
小川山分岐 11:18
天鳥川 11:23
瑞牆山山頂 12:22
(13:36に下山開始)
天鳥川 14:25
小川山分岐 14:30
富士見平 14:42
里宮神社 14:54
瑞牆山山荘 15:14

瑞牆 山荘~瑞牆山山頂(往路)
https://goo.gl/Nvggh6

瑞牆山山頂~ 瑞牆 山荘(復路)
https://goo.gl/7KyUdK


2012年8月7日火曜日

8月、白馬三山縦走(一泊二日、テント泊)

2012年8月4日(土)~5日(日)

今回は友人と白馬三山の縦走を計画しました。北アルプスへの挑戦は二人とも初めてで、青春18切符とムーンライト信州の組み合わせを利用して安価に北アルプスを目指す計画です。

ムーンライト信州は新宿23:54発、白馬5:40着です。出発して日付が変わってから最初の停車駅となる立川までは通常の乗車券を使います(新宿-立川間は450円)。日付が変わってから青春18切符を使えば、0時以降を青春18切符1回分(2,300円相当)としてフル活用できるわけです。我々は今回山で一泊したため、帰りにも青春18切符を1回使いましたが、一泊せずに16時台の上り列車で戻れば、青春18切符1回で白馬まで往復できてしまうわけです。


ムーンライト信州81号
さて、今回目指した白馬三山ですが、白馬岳(2932m)、杓子岳(2812m)、白馬鑓ヶ岳(2903m)からなり、白馬岳の間近にも旭岳(2867m)や、小蓮華山(2766m)など標高の高い山々が連なっている存在感のある山塊です。展望は最高で、天気が良かったこともあり、南アルプスやその向こうの富士山まで見えました。

我々がとったルートは、猿倉から白馬鑓温泉方面を目指し、天狗尾根にでてからは少し南へ進んだところにある天狗山荘で一泊。翌日は、北上して白馬三山を縦走した後、大雪渓を下り、猿倉へ戻るルートです。

満員のバスが猿倉に着くと、ほとんどの人たちは、大雪渓経由で白馬岳を目指すようでしたので、鑓温泉方面は思っていたよりは空いていました。

天狗山荘に着いた際も、時間が早かったためか、それほど混んでおらず、良いテント場の確保ができました。私は深夜の移動による寝不足と、熱中症気味となったため、すぐに夕食をとり、日が沈む前に床につきました。


白馬駅から間近に見える白馬三山

猿倉まではバスで30分程度。7時前に登山開始で、気温は20度程度。

序盤は小日向山を巻きながら緩やかに登った後、少し下ります。
気温はどんどん上がっていきました。

2本の雪渓を左へ横切りながら登ります。

最初はアイゼンをつけずに通過。

ガレて歩きにくい場所もあります。

雪渓の下は、水が勢いよく流れています。
この後は少しだけ雪渓の直登があったたため軽アイゼンをつけました。

標高2,000メートルを越えたあたりにある白馬鑓温泉

ありがたいことに無料の足湯があります。

露天風呂は、開放感があります。(というかテント場から丸見え)

鑓温泉から天狗尾根まではコースタイム3時間の登り。

尖った岩稜が見えます。

炎天下の中、ちょっとした鎖場や、ガレた斜面を登ります。
気温はなかなか下がらず、手元の温度計は30度近くを指していました。

尾根に出てからは左へ。


天狗山荘が見えてきました。最後も少し残雪の上を歩きます。

天狗山荘

天狗山荘のテント場。左に見えるのが白馬鑓ヶ岳

翌朝4時に起床して、結露したテントを拭いたり、朝食をとったりして、ゆっくり時間をすごして6時に出発しました。前日に引き続き、良い天気で快適な山行になりました。

とにかく天気が良かったため、剱岳、槍ケ岳や、富士山、南アルプス、八ヶ岳など一望できました。


夜明け前の気温は9度くらい。
標高が高いせいか、朝の移動時は17度くらいで快適でした。

中央左側に富士山が見えます。

ガレた白馬鑓ヶ岳

山頂に到着

手前が杓子岳、左奥が白馬岳

杓子岳は西側の巻き道を進むと、途中山頂への分岐があります。

ピラミッドのような杓子岳の頂上を目指します。

東側は切り立った崖

杓子岳頂上に到着

さらに北上して、次は白馬岳を目指します。


剱岳、立山方面が間近に見えました。

色とりどりの高山植物が咲いています。

白馬岳まであと少し。

ちょっと雲が出てきました。

白馬岳山頂に到着。

白馬山荘で一休みしてから下山開始。

ガレた場所が続きます。

いよいよ大雪渓です。

大雪渓は思っていた以上に長かったです。

気温はどんどん下がり、涼しくて気持ちよかったです。
最低で12度弱まで下がりました。

白馬尻小屋に到着。

大雪渓を振り返ります。

白馬尻小屋で一休みしてから猿倉へ。


天気が良く充実した山行でした。白馬三山は歩き応えがあって面白かったです。

18切符の残りはあと3回。期限が9月10日までなので、残さずに使わなくては・・・。


最後に、通ったルートのメモと地図。
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8/4(土)晴れ

猿倉 6:49
三白平(サンジロ) 9:01
白馬鑓温泉小屋 10:28
(昼食、足湯など、1時間20分休憩して、11:50出発
天狗尾根分岐 14:09
天狗山荘 14:36

猿倉~白馬鑓温泉小屋~天狗山荘
https://goo.gl/kWTZJB

8/5(日)晴れ

天狗山荘 6:04
鑓温泉分岐 6:29
鑓ヶ岳山頂 6:58
杓子岳頂上への分岐 7:36
杓子岳山頂 7:53
白馬岳頂上宿舎付近 8:52
白馬山荘 9:12
白馬岳山頂 9:24
(20分程休憩)
白馬山荘 9:52
(30分程休憩)
白馬岳頂上宿舎入口 10:33
緊急避難小屋 10:55
岩室跡 11:12
白馬尻小屋 12:30
(30分休憩)
猿倉 13:36

天狗山荘~白馬岳頂上
https://goo.gl/sT3V8f

白馬岳頂上~大雪渓~猿倉
https://goo.gl/1627gb