2012年1月29日日曜日

1月、雪の大菩薩峠

2012年1月22日(日)


都心は1/20に初雪が降り、週末は関東甲信のどの山も雨との予報でした。一週間以上前から、この週末は、友人と大菩薩嶺、大菩薩峠に行くことを決めていましたが、雨の予報が続いており、前日まで天気予報とにらめっこをしていました。


結局1/22は昼まで雨の予報でしたが、雨天決行としました(いつもの事ですが…)。中央本線で、山梨県の塩山駅をめざし、塩山駅から大菩薩峠登山口まで、バスで向かいました。バスの乗客は我々以外に、3組5人いました。


大菩薩峠の登山口より先は、冬季は車の立ち入り禁止ですが、夏だと結構上のほうまで車で登れるみたいです。夏はきっと混むのでしょう。


歩き始めた時に雨は止んでいました。前日は雨というよりは、雪が降っていたのでしょう。登山道に入るとだんだん雪が深くなってきたので、一応軽アイゼンを装着しました。雪道の山歩きは、私も友人も初めてでしたので良くわからなかったのですが、新雪の場合、アイゼンをつけてもあまり意味が無いようです。


大菩薩峠の登山口バス停から上日川峠を目指します。




初めて軽アイゼンを装着


新雪なので、軽アイゼンをつけても意味がなかったようです。


下界は、朝もやに包まれていました。


服装は、インナーにmont-bellのスーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツを着て、パタゴニアのR1 Hoody、Nano Puff Vestという格好でしたが、2時間程歩くと、結構汗をかきました。止まっていると汗冷えするので体温調節が難しいです。それほど風が強くなかったので、最後までこの格好で通しました。


Patagonia R1 Hoody


Patagonia Nano Puff Vest




ロッヂ長兵衛まで2時間程かかり、そこから福ちゃん荘までは25分。唐松尾根分岐で大菩薩嶺方面と、大菩薩峠方面に分かれます。大菩薩嶺は、展望が無いようですので、先に目指しておいて、下りで展望を楽しみながら大菩薩峠まで目指す方が良いと考えました。




バス停から2時間、ロッヂ長兵衛に到着。


ロッヂ長兵衛から、福ちゃん荘までは25分。



福ちゃん荘のに分岐があり、左の唐松尾根を選択。


大菩薩嶺は展望が無いです。


大菩薩嶺の三角点。


雷岩からの展望、絶景。

新雪で歩きにくいです。後ろに南アルプスが見えます。


さいの河原で、ワインなどを飲んでいたら、
時計はこの時すでに14時をまわっていました。


大菩薩峠に到着。誰もいませんでした。


大菩薩峠から南アルプス。


大菩薩峠からは、奥多摩方面を下山することにしました。丹波発の奥多摩駅行きの最終バスは18:20。フルコンバという分岐についた時には、丹波発の終バス間に合わないと判断したたため、小菅方面に下りることにしました。小菅のバスの時間を調べていなかったのですが、コースタイムが丹波より短いため、何とかなると判断しました。しかし小菅方面は、踏み跡無し。膝下の深さの新雪を進んだため、思うようにスピードを上げることができません。そして、車道に出てからは、土砂崩れの影響で迂回の必要があり、雪道の迂回路は梯子あり、急勾配ありで難儀しました。雪が無ければ大したこと無かったのでしょうけれども。


丹波を目指していたが、終バスに間に合わなそう
だったので、小菅を目指すことに。


小菅へ向かう道は鹿の足跡があるだけで人の気配なし。
はしごが架かっているところも雪でこのとおり。
踏み外したら危険。




迂回路を過ぎてから車道を歩きはじめた頃には、日が暮れてきました。小菅のバス停に着いて、バスの時間を見てがっかり。10分前に終バスが出てしまったところでした。しかたなく、タクシー会社を調べると、一番近いところでも20km離れた奥多摩駅周辺にあるのみ。奥多摩駅のタクシー会社に電話をしましたが、出てもらえません。


しばらく途方にくれて、村役場に人がいらしたので、タクシー会社を調べていただいたところ、奥多摩駅のタクシー会社は3台しか車が無い上に、営業時間外のためNG。その他のタクシー会社は、エリア外との事でNGでした。役場の方にバスも調べていただいたところ、奥多摩湖の奥にある深山橋というところまで下りると、丹波方面からのバスと合流する道のため、19:29分の最終バスがあるとの事。丹沢発の最終は18:20でしたが、丹波より手前から出発するバスでもっと遅い時間にでるものがあるのですね。


小菅の村役場から深山橋まで7.2km。残された時間は1時間10分。役場の方にお礼を告げて、急いでバス停を目指しました。雪道を23kmも歩いた後でしたので、1時間10分で7.2kmというのは、経験的にはギリギリアウトという感じです。奥多摩駅までは20kmあります。奥多摩駅から浦和方面に帰るためには、22時21分が終電なので、仮に奥多摩駅まで歩くとしても、時速5kmで休まず4時間歩かなければなりません。


1時間10分で、7.2km先の深山橋の終バスに間に合わせるか、4時間で、20km先の奥多摩駅まで歩くか、の2択でしたが、友人は後者は絶対嫌だとのことで、半ばジョギング状態で深山橋を目指し始めたのでした。


7割程進んだところでしょうか。後ろから来た軽トラが止まってくれて、荷台に乗せてくれました。おかげで深山橋の終バスに間に合い、無事に帰ることができました。相方の話では、軽トラの方は、先の役場の方だったとのことでしたが、私は気が付きませんでした。ご好意に感謝です。


今回のスケジュールは、16時台の丹波発のバスに乗れなければ、18:20の終バスで帰る・・・という計画で、18:20の終バスに間に合わなかったときのエスケープルートを考えていませんでした。せめて小菅の終バスの時間や、去年夏に起きていた小菅の土砂崩れの情報を得ておくべきでした。


以下、歩いた地図とメモ
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大菩薩峠登山口から小菅(橋立下)バス停
https://goo.gl/ihSPT6


大菩薩峠登山口(塩山側) 8:02
千石茶屋 8:37
上日川峠 ロッヂ長兵衛 10:02
(休憩20分)
福ちゃん荘 10:45 
(休憩15分)
雷岩 12:14
大菩薩嶺 12:24
雷岩 12:35
さいの河原 13:25
(休憩35分)
大菩薩峠 14:12
フルコンバ 14:53
大菩薩峠登山口(小菅側) 16:19
小菅バス停 17:39


雪道だったこともあり中々ハードでした。バス停からさらに7km近くジョギングしたわけです…。自宅から最寄駅の往復の歩きも加えると、合計で35km強歩いたことになります。


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